いよいよこのときがやってきました。アクリル。彫刻ができれば半人前、MDFが切れれば一人前、アクリルが切れれば一流と言われるレーザーカッター界において、一流であると証明できるこの日を待ちわびていました。寿司職人はシャリを握らせてもらえるまでに何年もかかるということですが、寿司職人がレーザーで炙った寿司を作れるようになるには一体何年かかるのか。たぶん何年かと1週間ぐらいでしょう。

寿司職人の話はここまでにして、アクリルの前にまだ試してなかったのでMDFを切ってみます。キャンドゥで買ってきたMDFのクリップボードを切ります。

切れました。バルサのように燃えることもなくきれいに切れました。ていうか乾燥した木材を切るのは燃えやすいからあんまり良くなかったのでしょうね… 3mm厚のMDFで、10mm/sで10回カットぐらいです。

次。

アクリルは切れるのでしょうか?特に透明なアクリルは切れるのか?出力は15Wと十分あるにもかかわらず、実はこのレーザーカッターは黒アクリルしか切ることができません。現実の世界はどうしてこんなにつらく厳しいのだろう

https://ja.aliexpress.com/item/15W-laser-15000MW-diy-laser-engraving-machine-14-20cm-metal-engraver-laser-marking-machine/32811142093.html

今回買ったレーザーカッター、Aliexpressの商品説明では「Fiber Laser」とだけ書いてありますが、こういうモジュールはみんなで使いまわすのが中国式(らしい)。同じACアダプタが付属している下記レーザーモジュールの商品画像を見てみると波長が450nmとあります。

https://ja.aliexpress.com/item/15W-Laser-Module-High-Power-15000mw-Blue-Color-Laser-Head-DIY-Metal-Engraving-450nm-Lasers-DIY/32793326756.html

Wikipedia: List of laser typesの図を見てみると、450nmは青色に相当することがわかります。

これはどういうことかというと、青色までしか判別できないレーザーを使って物をカットしようとしているということです。それよりも波長の長い緑・黄色・赤などは、言うなれば人間にとっての赤外線、つまり透明ということになるのです。なので黒か紫しか切れないのでは、と予想できます。正確には、緑・黄色・赤色・白・透明の物体に対してこのFiber laserは吸収されることなく通過してしまいます。そりゃ切れないですね。ちなみにCO2レーザーはMID-INFRAREDに属するため、すべての可視物体にパワーを与えることができます。

このことはRepRap Forumを見て初めて知りました:

http://forums.reprap.org/read.php?133,399215

では実際に黒アクリルを切ってみます。

ガチギレ。やったね!

3mm厚の不透明黒アクリルは8mm/sで5回カット or 5mm/sで3回カットとかで切れました。

確認のため乳白色、白色不透明、透明アクリルも試してみましたが傷ひとつ付きませんでした。黒色半透明は安いやつが手に入らなかったので試してません。

ともかく切れてよかった

 

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