日本人が飛行機を使って中国に入国する場合、2つのルートがあります
- 中国へのフライトに乗る
- 香港へのフライトに乗り、現地の交通機関で中国に入国する
前者は多くの場合楽で良いのですが、
- フライトが少ない場合、チケットが高い
- 中国でのビザは14日しか有効でない
- 航空会社によっては帰りのフライトを予約していないと日本から出発させてもらえない
などなど厳しい面もいろいろあります。特に目的地が深圳であるならば、香港へのフライトのほうが圧倒的に安いですし便利です。
香港から中国入国ルートも、フェリー・バス&電車・リモ(乗り合いタクシー)といろいろあるのですがいずれも入国前後にバスやタクシーなど不確定要素の高い交通機関を利用しなければならない点で不便さがありました。
しかし2018年9月23日、ついに香港ー深圳間で高速鉄道が開通したのです。これを使えば香港国際空港から電車のみで深圳の中心部の鉄道駅にアクセスできます。そして先日、乗ってきたので乗り方とかをメモします。
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香港国際空港からのアクセス
高速鉄道は、香港中心部の駅である九龍駅に徒歩十分で隣接する香港西九龍駅から出発します。香港国際空港から九龍駅へはAirport Expressで30分ぐらい。このチケットはエアポートエクスプレスのカウンターでならクレジットカード購入もできます。
九龍駅から西九龍駅へは、”High Speed Rail”とか”高速鐵路”の案内に従って歩いていけば簡単に到着できますね。
高速鉄道のチケットはここで買うこともできますが、アホほど並んでいるのでオンライン購入(後述)が良いでしょう。オンライン購入の場合もEチケット番号から乗車券を発行する必要がありますが、そのための窓口はかなり空いていました。
以下の点に注意してください:
- 手荷物検査・出国審査・入国審査が乗車前にあるので、出発の1時間前にはチケットを手に入場したほうが良い
- 乗車券の発行には10香港ドル(20だったかも)が現金で必要(近くに中国銀行のATMがあるのでクレジットカードでキャッシングできる)
車内はとてもきれいです:
僕の車両には乗客は数人しかいませんでしたが、席は端から詰められて指定されていました。
座席は新幹線よりも攻めていて、背もたれのデフォルト角度は90度を割ります。
20分程度で深圳北駅に到着。間に停車駅はありません。アナウンスはShenzhen North StationだったりShenzhen Bei Stationだったりします。中国各地へと向かう高速鉄道のターミナル駅で、かなりでかい駅です。ここから深圳地下鉄にすぐ乗り換えられるので、どこへ行くにも便利です。
往路
往路は特に注意点はありません。出国・入国審査等は依然として香港側なので、出発の30分前に到着できると良いです。
ホームへのゲートが開くのは出発の20分ぐらい前なのですが、駅に入るためのセキュリティチェックが混雑している場合があることが、強いて挙げるなら注意です。
departureエリア。空港のようです。混雑していましたが春節前にはもっと混むのでしょう。
往路に乗ったのはまた別の系統でした。中国高速鉄道は新幹線だけじゃなくICEとかも導入してから独自開発に入っているので、系列ごとにいろいろな差異がありそうです。
チケットの買い方
窓口で買う
香港西九龍駅で買えますが滅茶苦茶並ぶうえ、スタッフはほとんど中国語前提、人気でチケットが取れない可能性もあるのでおすすめしません。(窓口で買ったことはないです)
オンラインで買う
もし中国に友人がいるのなら、携程旅行(ctrip)というアプリで買ってもらうのが一番はやいでしょう。僕はこの方法を取りました。
日本から買う場合は、trip.comで買えるみたいです:
列車を選択し、乗車駅を香港西九龍、降車駅を深セン北にすれば見つかります。
安いですね。僕が乗ったのは二等席でした。一等はグリーン車的なやつなのかな。
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