HIP HOP育ちでもない限り、日本生まれの人は英語が苦手なのではないでしょうか。しかし科学論文の世界は英語の世界です。つまり新しいことを学ぶためには英語論文pdfは避けて通れないのです。
google翻訳はかなりの精度で文章を翻訳してくれるのでこれをうまく使いたいのですが、chromeでpdfを開くとコンテクストが切り替わるので、ハイライトするだけでポップアップ翻訳してくれる便利なgoogle翻訳拡張が使えません。”chrome pdf google translate extension”等で検索して絶望した人は私だけではないでしょう。
そういう方のための福音となる記事であれば幸いです。
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chromeでpdfを読みながらgoogle翻訳拡張機能を使う
kamiというアプリがあります。
これをインストールするとpdfを開いたときにこのアプリ上で開くようになります。そしてなななんとgoogle翻訳拡張機能が使えるではありませんか!!!
ただ僕の場合、普段のpdfはいつもの使い慣れた軽いビューで見たいので、google drive用のkamiアプリを入れることにしました。kamiマジ神。
google driveへの追加
あまり知られていないのですが、google driveにはサードパーティーのアプリが公開されています。
kamiのgoogle driveアプリを追加するには、google driveで任意のファイルを右クリックして アプリで開く > アプリを追加 を選びます。
検索窓に”kami”と入力すると最初に出てきます。可愛いなあおい!
これで、google driveのpdfを開くときだけkamiを使うことができます。google driveを起点としてタブレットともpdfのハイライトを共有することができるのです!
タブレットでpdfを読みながらgoogle翻訳拡張機能を使う
すまない、androidタブレット以外は帰ってくれないか。
androidのgoogle翻訳アプリには、他のアプリが起動中でもクリップボードを監視して、テキストがコピーされたら泡のようなアイコンをポップアップしてオーバーレイで翻訳してくれる機能があります。androidのfloating widgetという機能みたいですね。
アプリがgoogle翻訳に切り替わらないので快適なpdf閲覧体験です。これを使わない手はありません。
おすすめpdfビューワーアプリ
Xodoというアプリがおすすめです
- google driveとの連携が楽
- ハイライトの色選択、選択後ワンタップでコピーできるなど使いやすい
ところがおすすめです。
翻訳したいテキストがあったら、選択 → コピーをタップ → google翻訳のfloating widgetをタップ
という操作で結果が見れます。便利!!
おすすめタブレット
Xiaomi Mi Pad 4が良い感じです:
- 安いのにSnapdragon660という高コスパ
- 定評のあるxiaomi
- ぎりぎり片手で把持できる幅
などがおすすめポイントですね
論文まとめ環境
Github issuesを利用しています。
完全にarXivTimesさんの影響ですね。「一言でいうと」とか最高だなと思っているので真似しました。
あと、落合陽一さんの論文まとめフォーマットの項目を追加しています。(落合流論文まとめフォーマットとか呼ばれているもの)
上記スライドの48枚目に出てきますね。
Github Issuesのテンプレートで精神を加速させろ
arXivTimesと落合流論文まとめ術から自分が必要そうな項目を取り出したら、Github issuesのテンプレートに登録しましょう。
issuesを新たに作るときに各項目が用意された状態になるので最高です。
テンプレートの追加はリポジトリの Setting > Features > Set up templates から追加可能です。
僕のは以下の感じです:
## 一言でいうと
### 論文リンク
### 著者/所属機関
### 投稿日付(yyyy/MM/dd)
### 掲載誌・学会等
## 先行研究と比べてどこがすごい?
## 技術や手法のキモはどこ?
## どうやって有効だと検証した?
## 議論や検証がまだ必要なところはある?
## 次に読むべき論文は?
## コメント
素敵な英語pdfライフを!
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