ホッテントリの「成功するための10の〇〇」のようなのを見ていると、共通項が多いことに気づく。
例えば、「全く新しいものなどなくて、既存の積み重ねの上に発見がある(石井裕)」とか、「とんでもないところに行ける唯一の道は、毎日の積み重ねである(イチロー)」みたいな。
この例であれば計画的な鍛錬によってなにかを成し遂げるという経験を経た者であれば、とても深く共感できる。
日々自分の感覚に自覚的に毎日を積み重ねることを続けることで、経験のエッセンスが思考の中で抽出され、「モジュール」のようなものがいくつも生まれる。
偉い学者とかが似たようなことを繰り返ししゃべるのはそのためだ。
これは思考のフィードバックループの中で先鋭化し、新たなモジュールを生み出し続け、各時刻におけるモジュールの集合が、その人の思考となる。
ブログを書くことで各時刻での自分の思考を保存し、思考の先鋭化に外部からの監視機構を追加する。
同時に外部へと発信することで、共通する思考のモジュールを持つ人の関心を引きことができる。
発信者の思考のモジュールがゲートであり、この「類似した思考のモジュールを持つ」ということが鍵となる。
特に、現代アートなどの「文脈や歴史を加味した思考実験」やマスマーケティングなどは、この「ゲート」をいかに印象的に組み合わせるかによって人々の関心を引き起こすことを目指す。
これが「ターゲット」となる。
言うまでもなくそれと同時に、人間の生理的な反応を考慮する必要もある。
たぶん。
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